勉強は社会人になってから始めた方がトク!忙しい大人の勉強法!

タイマーはメンター!勉強するときは時間を測って!

勉強する時間はある、環境も整っている、でもテキストを開くと雑念ばかり浮かんで集中できない……という方は多いのではないでしょうか。その理由が、「仕事や家事で疲れているから」「睡眠不足だから」というものでしたら、無理に勉強するより休息を取られることをおすすめします。勉強はだらだら長時間やるより、短時間集中して行った方が能率的です。反対に言うと、集中できないときにやろうとしても、あまり身にはつかないでしょう。

雑念の理由が「他にやらなければならないことがある」というものなら、そちらを済ませてから勉強に取り組むべきです。すぐにできる用事ではなく、忘れないか不安で頭から離れないなら、手帳にその用事を書き込みましょう。スマホをお使いなら指定日時にリマインダーをセットしておくのも手です。書いたりセットしたりしたら、そのことは一旦忘れます。そして勉強に集中しましょう。前提として、手帳は毎日必ず見るようにしてください。

気がかりや不安もない、それでも集中できないというときもあるでしょう。机に向かうと「あの本の続きが気になるな」「ちょっとコーヒー飲もうか」と、落ち着かない場合です。そんなときには誰かにそばにいて「勉強しなさい」と言ってほしいと願うかもしれません。実際には言ってくれる人がいないなら、タイマーを活用しましょう。ケータイやスマホに付属のアプリでもかまいませんし、別途お気に入りのキッチンタイマーやストップウォッチがあれば、勉強が楽しくなります。

タイマーの使用方法には大きく分けて、カウントダウンとカウントアップがあります。5分や10分と決められた制限時間内に終わらせたいならカウントダウンが有効です。こちらの方法ならより緊張感を持って集中して取り組めるでしょう。師匠や指導者のことをメンターといいますが、タイマーはよきメンターです。「勉強しなさい」と言ってくれる人がいなくても、1秒を刻むタイマーがあなたの本気に火をつけてくれるはずです。

長時間勉強したいなら、カウントアップが向いています。こちらの方法でも、カウントされることで不思議と「ちゃんとやらなければ」と感じます。数年前に「測るだけダイエット」というのが流行りました。毎日測ることを意識していれば自然と食べる量が抑えられて痩せる、というダイエット方法です。勉強も同じで、測ることを意識していれば自然と「昨日よりたくさんやろう」と思うのではないでしょうか。測った時間は手帳やアプリに記録すれば、自分の軌跡になります。

タイマーで測ることが習慣化してきたら、勉強以外の時間も測ってみましょう。テレビ、食事、息抜きの読書、リラックスタイム……測ってみると、自分で思っている以上に時間を無駄遣いしているかもしれません。過去の記録を見て、「あと何分なら勉強時間を増やせる」と気づくこともあるでしょう。あなたの1秒には価値があります。時間を有効に使う方法を覚えるだけで、あなたはぐんと成長できるはずです。