勉強は社会人になってから始めた方がトク!忙しい大人の勉強法!

デジタル派ならクラウドサービスで勉強ノートを作ろう!

学校に勉強を強要される子供時代は、「紙製のノートに手書き」が基本でした。しかし大人になってパソコンばかり使うようになると、手書きで長い文章を書くのが面倒に感じられるのではないでしょうか。手書きでは、キーボードで打つように素早く文章が書けません。漢字を思い出すのに時間を取られたり、書き間違えたときにイライラしたりもするでしょう。既に書いた文章をコピペすることもできません。もっと単純に、走り書きした自分の文字に不快感を覚えることもあるでしょう。

また紙製のノートでは、物理的にかさばります。過去に書いたもの全てを持ち歩くことはできません。「入力を素早くきれいにしたい」なおかつ「省スペースで一括管理したい」ならパソコンがおすすめです。しかしここでも問題が生じます。オフィスソフトでノートを作成していると、そのパソコンを持ち歩かなければ外出先で勉強ノートを見ることができません。パソコンの大きさによっては持ち運びが難しい場合もあるでしょう。

そこで活用したいのが、クラウドサービスです。クラウドサービスというのは、データを自分のパソコンに保存するのではなく、クラウドサービスを提供するサーバーに預けてしまうシステムです。このシステムを使えば、自宅のパソコンで作った勉強ノートを、職場のパソコンから、あるいは出先でスマホやタブレットから閲覧、編集することが可能です。

クラウドサービスはいろいろな会社が提供しています。無料で使えるものもあります。形態も様々で、単にデータの保存に便利なものもあれば、勉強ノートとして使いやすく環境が整えられたものもあります。後者の有名どころとしてはエバーノートやワンノートが挙げられるでしょう。特にエバーノートは自分で文章を入力する以外に、ネット上で見つけた情報や自分で取り込んだ画像をスクラップブックのようにストックしやすい点で定評があります。

パソコンで作成したノートなら、量がどれだけ膨大になっても後から検索できて便利です。ちょっとした空き時間に立ったまま、あるいはトイレに入ったときにスマホでさっと確認することも可能です。しかしもちろん、デメリットもあります。それは、実在のノートと違って何かの拍子に消える可能性があることです。サーバーの不具合や事故といった大がかりなトラブルだけでなく、ちょっとした同期の失敗でノートが消えることもあります。

特定のパソコンの中だけで作動するオフィスソフトであれば、保存は自分のタイミングでできます。一回保存したものを編集したけれど気に入らないので前の状態に戻す、ということも可能です。しかしエバーノートやワンノートは自動保存なので、そういったことができません。従って、データ保存に安心感があるのは従来のオフィスソフト、どこからでも見られて便利なのはクラウドサービスと言えるでしょうか。