勉強は社会人になってから始めた方がトク!忙しい大人の勉強法!

独学に限界を感じたら仲間をつくろう!

勉強はひとりでしかできません。しかし、やる気というのは自分のためよりも、むしろ他人のためにこそ発揮されるものです。他人のためといっても、誰かの役に立ちたい、期待に応えたいという動機に限りません。ちゃんと勉強しないと仲間に後れを取るから恥ずかしい、という控えめな動機もあるでしょう。積極的にライバルに勝ちたいと願う気持ちもあるでしょう。何にしろ他人の目を意識することでより頑張れるはずです。

現代はインターネットを介して見知らぬ他人ともつながりやすい時代です。仲間やライバルが欲しいと感じたら、SNSを通じて同じ興味を持つ人と関わりを持つのはいかがでしょうか。特に向いているのが外国語の勉強です。外国語を学びたいと考えている人は世界中にたくさんいます。日本語を学びたい外国人もいます。そういう人たちがお互いに母国語を添削しあうようなサイトを利用すれば、学びたい言語のネイティブと知り合いにもなれて一石二鳥です。

日本人が学校で何年英語を教わっても英語ができない最大の理由は、普段使う必要がないからだと言われています。いくら単語や定型文を教わっても、やり取りをする相手がいなければ復習も応用もできません。必要がなければ覚えていることさえ難しいでしょう。そこにネイティブの友人ができれば、使う必要ができます。必要は発明の母と言いますが、「あの人とやり取りしたい」と思うことで意欲が高まり、独学以上の成果を挙げられるはずです。

SNSよりも顔の見える相手の方がよければ、地元のサークルなどを探してみましょう。公共の施設や大学の公開講座などで参加できるイベントが行われていないでしょうか。本格的に勉強したいのであれば、費用はかかりますが趣味や実用のスクールに入会するのが一番です。テキストを読んでいてわからない箇所に出合ったとき、独学では眠くなるだけです。しかし先生や仲間がいれば質問することができます。途中で投げ出してしまう可能性は減るでしょう。

「人見知りだからスクールに申し込むのは抵抗がある」という方もいらっしゃるはずです。だからといって、友人に趣味や興味を押し付けるのはよしましょう。もとから同じ趣味の相手なら問題ありませんが、そうでなかった場合には嫌われてしまいます。自分が良いと思うものを友人も良いと思うとは限りません。一方で、どこかには同調してくれる人もいるはずです。興味が一緒なら初めて会う人でも話がしやすいでしょう。より勉強を有利に進めるため、楽しく続けるために、仲間をつくることには多くのメリットがあります。