勉強は社会人になってから始めた方がトク!忙しい大人の勉強法!

完璧を目指さないで!勉強の計画が守れないなら途中で見直そう

勉強嫌いな人が勉強を志すなら、まずは計画を立てなければなりません。嫌いなのですから、「無期限にいつまでも」となると、そもそも始めたいと思わないでしょう。終わりの日時がはっきりしていた方が頑張りやすいはずです。手帳やカレンダーにゴールの日を書くだけでもかまいませんし、パソコンなどでその日のノルマを入力した詳細な計画表をつくるのも良いでしょう。どちらにせよ、毎日複数回見るようにして、ゴールまでの残り時間を意識することが大切です。

せっかく計画を立てたもののうまくいかない場合には、計画を見直しましょう。くれぐれも自分を「計画通りにできないダメな奴」と思わないでください。嫌いな勉強をする計画を立てている時点で、向上心旺盛なことは証明されています。計画がうまくいかなかったのは、自分の特性を把握できていないか、焦って高すぎる理想を掲げてしまったためでしょう。悪いのは失敗を失敗で終わらせてしまうことです。失敗から学ぶことは成功よりも多いと言われています。失敗をもとに、計画を立て直しましょう。

人の特性には大きく分けて2種類あります。早めに始めてコツコツやる方が安心できるタイプと、追い込まれないと実力を発揮できないタイプです。小学校時代の夏休みの宿題を思い出してください。最後の日になって焦るのがわかっていても、ぎりぎりまで始められないタイプではありませんでしたか? もしそうなら、大人になったからといって「余裕を持って早めに始める」ことができるわけがありません。

勘違いしないでください。「追い込まれないとできない」ことが悪いわけではありません。裏を返せば「追い込まれればできる」のですから。極論をいうなら、そういうタイプの人は「ぎりぎりになってから」始めましょう。「だらだらやれば30日かかる」ことが、「必死にやれば5日でできる」なら、後者の方がむしろ効率的です。それでは計画的ではない気もしますが、勉強でも仕事でも効率を考えて行動するのは賢明なことです。

計画というと、「300ページの本を10日で読みたいから毎日30ページずつ読もう」というようなものを想像されるでしょう。もちろん、それが実行できる人はそれで良いのです。できない人は、できないことを嘆く必要はありません。「9日遊んで最後の日に徹夜で全部読む」で良いのです。タイプが違うだけで、どちらが良いとか優秀だとかいうことはありません。いけないのは、自分の特性を無視して「理想的な」計画を立ててしまい、その通りにできない自分にがっかりすることです。