勉強は社会人になってから始めた方がトク!忙しい大人の勉強法!

勉強するなら自分流のノートの取り方を見つけよう!

勉強をするうえでノートの存在は欠かせません。もちろんテキストを繰り返し読んで丸暗記するのもひとつの勉強方法です。しかし「難しいテキストを読んでいると眠くなってしまう」なら、眠気を追い払うためにも手を動かしましょう。テキストに未知の単語が出てきたらノートに書き留める習慣をつけてください。そうすれば、再度その単語が登場したときに「前にも書いたな」と思い出せます。気が向いたときに辞書やネットで調べることも可能です。

ノートは自分に合ったものを選びましょう。理想は職場や出先へ持って行って、スキマ時間にさっと開いて眺められるものです。テキストを持って歩けるなら、その方が良いのかもしれません。ですがテキストには厚いものも多く、意外と物理的な負担になります。薄手のノートの方が理想でしょう。ではどのサイズが良いのでしょうか? ここでひとつ選択をしなくてはなりません。「書き込む、情報を集める」のと「保管」を一緒にするか別々にするか、という点です。

一緒にする場合には、むやみにノートの冊数が増えることを覚悟しなくてはなりません。持ち歩くのはそのなかの一番新しい1冊に限られるでしょう。持ち歩くことを優先して薄く小さいノートを選んでしまうと、1冊に書ける情報量は少なくなります。ページを並び替えたり、欲しい情報だけを取り出すこともできません。反対に、全部を1冊に収めようとして厚く大きいノートやルーズリーフ式のバインダーを選んでしまうと、結局テキストを持ち歩くのと変わりません。

別々にするなら、コピー用紙とクリアファイルを使った方法がおすすめです。コピー用紙はなるべく薄手のものを選んだ方がかさばりません。サイズは好きなものを選んでください。ただし自分で調べたことや思いついたことも同時にメモしたいなら、A4サイズが大きめでおすすめです。不思議なもので、広い余白があった方がアイディアも出やすいからです。「1枚につき1つの内容」をメモするようにして、上の方に「タイトル」を忘れず書きます。

メモしたら、内容ごとに仕分けてクリアファイルに挟みます。クリアファイルには項目名を書いたラベルを貼ります。FPの勉強をしているなら「健康保険」や「年金」になるでしょうか。クリアファイルは薄く脆いので、それほど大量には挟めません。量が増えてきたと感じたら、もっと小規模な項目に仕分け直しましょう。持ち歩く際には、そのとき復習しておきたい項目分のファイルだけを持ち歩きます。

この方法の難点は、クリアファイルの保管場所かもしれません。適当な大きさの段ボール箱や紙袋にまとめて収納しましょう。それを押し入れの中などに入れてしまうと、おそらく二度と見ません。できれば勉強机やリビングのいつも座る席の横などに置いて、思いついたときにメモを取ってファイルに仕分ける習慣をつけましょう。書き方を統一したり、きれいな字で書く必要はありません。「失敗したら捨てれば良い」くらいの気軽な気持ちで取り組んでください。

この方法のメリットは、後から特定の情報だけをまとめて見返せることと、視覚的な満足感です。ファイルの数が増えたり厚くなっていくごとに、「やったなあ」と嬉しくなるでしょう。勉強は楽しくなくては続きません。コレクションを増やすように「もっとやりたい」と感じられたら、それが一番理想的なノートの取り方です。